サービスの概要
Life Guardianの基本的な機能と製品ラインナップ
Life Guardianは、患者様のApple Watchで計測されたバイタルデータ(心拍、活動量、睡眠、心電図など)や自覚症状を、クラウド経由でクリニックの管理画面に集約するサービスです。
4つの製品ラインナップ
Heart Guardian
循環器・心臓系の見守り(心電図、不整脈監視)
Sleep Guardian
精神科・睡眠障害向け(睡眠・活動リズム監視)
Metabo Guardian
代謝・生活習慣病向け(活動量・体重・運動管理)
Home Guardian
在宅医療・見守り向け(バイタル・位置情報)
共通機能
バイタル共有
日々の家庭でのデータを診療時に確認できます
自覚症状ログ
症状ボタンでワンタップ記録(製品別にカスタマイズ)
モード設定
患者様の疾患に合わせて、監視項目をカスタマイズ
本システムは医療機器ではありません。「診断」を行うものではなく、あくまで「情報の記録・共有」を行うツールとして患者様に説明してください。
導入フロー
初診・登録時の手順(所要時間:約3〜5分)
管理画面での患者登録
担当:医師・クラーク
- 院内PCで管理画面(Dashboard)を開きます
- 「新規患者登録」をクリックし、氏名・カルテ番号を入力します
- 「製品」と「見守りコース」を選択します
連携シートの印刷
担当:受付・看護師
- 登録が完了すると「連携用QRコード」が生成されます
- 「スタートガイド(QR付き)」をプリンタで印刷します
※プリンタ連携がない場合は、QRコードシールを印刷し、あらかじめ用意されたガイド用紙の所定枠に貼ってください
患者様への説明と手渡し
担当:看護師・受付
印刷したガイドを患者様に手渡し、以下のようにお伝えください。
先生がご自宅での様子も見たいとのことですので、このQRコードを使ってスマホの設定をお願いします。もしご不明なら、次回ご家族と一緒にやってみてくださいね。
対象患者の選定基準
導入をお勧めする患者様
- 継続的なフォローアップが必要な方
- 在宅管理が必要な慢性疾患の方
- リハビリテーション中の方
- スマートウォッチを既にお持ち、または購入意欲のある方
導入が難しいケース
- スマートフォン・スマートウォッチの操作が困難で、ご家族のサポートも得られない方
- 認知機能の低下がある方(ご家族主導であれば可能)
- インターネット環境がない方
診察時の活用方法
データの確認と患者様へのフィードバック
データの確認
診察前に管理画面を開くと、「アラート(基準値超え)」があった患者様がリストの上位に表示されています。クリックすると、カレンダー形式で日々の体調が表示されます。
患者様へのフィードバック例
データを見ながら、以下のように声をかけてください。
火曜日の夜に症状ボタンが押されていますね。この時、何をされていましたか?
毎日しっかり活動できていますね。この調子で続けましょう。
先週より活動量が減っていますが、体調はいかがですか?
トラブルシューティング
院内対応でよくある問い合わせ
よくある問い合わせと対応
| 問い合わせ内容 | 対応方法 |
|---|---|
| 「QRコードが読み取れない」 | アプリのカメラ権限を確認。明るい場所で再度お試しいただく |
| 「データが送れていない気がする」 | アプリを開いて「最終送信日時」を確認。iPhoneを開けばデータは送信される |
| 「Apple Watchの充電を忘れてしまう」 | 入浴時などの充電を習慣化。充電中はデータ取得されないことを説明 |
| 「ボタンを間違えて押してしまった」 | そのまま放置でOK。次回診察時に確認すれば問題なし |
データが届かない場合のチェックリスト
- 患者様はアプリをインストールしているか
- QRコード連携は完了しているか(「連携済み」表示)
- 患者様は最近アプリを開いたか
- Apple Watchは装着・充電されているか
- iPhoneの通信環境は問題ないか
トラブルシューティング詳細ページをご確認ください。
製品別 詳細ガイド
各製品固有の機能・コース設定
緊急時の対応について
患者様への説明を徹底してください
患者様には以下を繰り返しお伝えください:
急な体調変化時は
119番または医療機関に直接連絡
本アプリの役割
「後から先生に見てもらう」ためのもの
ご注意
「今すぐ助けを呼ぶ」機能はありません
「このアプリは日々の体調を記録して、次の診察で先生が確認するためのものです。もし急に具合が悪くなったときは、アプリではなく、すぐに119番か当院にお電話ください。」